DEPAPEKOの3人のインタビュー記事が到着!
「 -押尾コータロー×DEPAPEPE- LlVE TOUR 2025 "PlCK POP ll"」

ギタリストの押尾コータローとギターインストゥルメンタルユニットのDEPAPEPE(徳岡慶也、三浦拓也)による「DEPAPEKO」。卓越したテクニックを持つ3人によるスペシャルユニットが、4月に2枚目のアルバム『PICK POP Ⅱ〜meets the WORLD〜』をリリースし、6月から7月にかけてライブツアー「DEPAPEKO LIVE TOUR 2025“PICK POP Ⅱ”」を開催する。 

東京公演は6月29日(日)、会場は東京国際フォーラム ホールC。今回、ツアーに向けて3人にインタビューを行い、DEPAPEKOの“これまで”と、新作アルバムのこと、そしてツアーの意気込み、楽しみ方を語ってもらった。 


――“DEPAPEKO”として3人で活動をするきっかけから聞かせてください。 


押尾:DEPAPEPEがデビューした頃からの長い付き合いで、“DEPAPEKO”という名前が付いたのも20年ぐらい前なんですよ。「“DEPAPEKO”で行くから」っていうんじゃなくて、“DEPAPEPE”と押尾コータローの“コ(KO)”を合わせて「これでいいんじゃないか」って感じでした。それでなんとなくギターを持って3人で遊んでいたんです。それがきっかけと言えば、そうなのかなって。相性が良かったんですよね。



――3人で演奏し始めたのはそんなに前のことだったんですね。


押尾:押尾コータローがやってるクリスマスコンサートに、毎回いろんなゲストを呼んでるんですけど、なぜかDEPAPEPEはいつも呼んでしまうんです(笑)。やっぱり一緒にやってると楽しいんですよ。

徳岡:僕らも押尾さんと一緒に演奏するのが楽しくて、毎回呼んでもらえるのもうれしいです。

押尾:DEPAPEPEが僕をゲストで呼んでくれたこともあって、「なんかゲストっぽくないな」って思いながら、それくらい仲が良かったんです。それがバレンタインコンサートだったので、バレンタインにちなんだ曲をできないかなと思って、そこで初めてDEPAPEKOの原型の曲となるPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」のアレンジが出来上がったんです。絶対にソロでは考えつかないアレンジだったんですけど3人だったらできるなって。

三浦:3人で演奏するのが楽しいというのが根本にありますけど、「チョコレイト・ディスコ」を押尾さんがアレンジしてくれたのを演奏した時に可能性が広がった気がしました。それまでは3人の役割が明確に分かれてたわけではなくて、セッション感覚で音を重ねてたことが多かったんです。

徳岡:ギター3本じゃないと成立しないアレンジを持ってきてくださって、それは衝撃的でしたね。

三浦:デビュー当初からご一緒してたDEPAPEKOが第1期やとしたら、「チョコレイト・ディスコ」のアレンジによって役割が明確になった時から第2期という感じです。



――2018年にDEPAPEKOとしてアルバムをリリースされて、今年の4月に2枚目のアルバム『PICK POP Ⅱ〜meets the WORLD〜』もリリースされました。


徳岡:6年半ぶりなんですけど、その間もご一緒させてもらってたので「そんなに経ってた?」っていう感覚ですね。でもまたアルバムが作れたのはうれしいです。


――どの曲を聴いても“3人だから出来る”というのを感じますし、前作とは違うチャレンジも感じられます。YOASOBIの「アイドル」とか聴いてても演奏するのがめちゃくちゃ難しいのが分かりますし。


押尾:かなり難しかったです(笑)。徳ちゃんが最新のアニメとかをチェックしてて、「アイドル」って曲は知ってて「かっこいいな」って思ってたんですけど、徳ちゃんに薦められてアニメ「【推し子】」を見て、さらに好きになって「この曲やってみたいな」って思ったんです。

三浦:呼吸するのを忘れるくらいいろんな要素が詰め込まれてるんですけど、その分、弾きごたえもあります。



――他にもいろんなジャンル、いろんな時代の曲がセレクトされていますが。


押尾:懐かしい感じの曲は僕の選曲です(笑)。イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)が好きで、前回も「TECHNOPOLIS」をカバーしたんですけど、今回は「RYDEEN」を演奏しています。アレンジは、YMOのライブ盤に収められているアレンジを参考にしているので、コアなYMOファンの方だと気づいてくれるかな?って(笑)。YMOの特徴的なピコピコサウンドは三浦くんが弾いてくれてます。



――そしてDEPAPEKOとしてのライブツアー「DEPAPEKO LIVE TOUR 2025“PICK POP Ⅱ”」が東京・名古屋・大阪で開催されます。東京は6月29日に東京国際フォーラム ホールCで。


押尾:アルバムをリリースできたのも嬉しいんですけど、やっぱりライブありきだと思っていて、アレンジを考える時も常にライブで演奏することをイメージしてます。なので、3人でツアーを回れるのは本当に嬉しいし楽しみです。

徳岡:押尾さんがリズム、ベース、キーボードみたいな音を出してくれて、時にはメロディを弾いてくれるっていう弁慶に薙刀みたいな感じなので、ギター3本で成り立つというのはDEPAPEKOの大きな武器やなと思います。

三浦:DEPAPEKOで集まってる時は、純粋に「ギター弾いてて楽しいなぁ」って、少年の時のような気持ちに戻れるんです。ギター少年が発表会に出るみたいなワクワクする気持ちでライブに臨んでいるので、3人が楽しんでるというのも伝わったらいいなと思います。それが伝わったら、見てくれてる人たちも楽しい気持ちになれると思いますから。

押尾:音響的にもアコースティックギター3本なので耳にも優しいと思います。演奏はもちろんなんですけど、トークも含めて、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいなと思いますので、ぜひ見に来てもらえるとありがたいです。


【 公演詳細 】

『 -押尾コータロー×DEPAPEPE- LlVE TOUR 2025 "PlCK POP ll" 』
2025年 6月 29日(日) 17:00開演 (16:15開場) 終演時間未定
東京国際フォーラム ホールC
全席指定 7,700円