「ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド2025」
応援アンバサダー・増田貴久も絶賛！
怒涛のクリスマスソングと遊び心たっぷりなステージに魅せられて、心がキラキラに！
12月13日(土)〜12月25日(木)まで、東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)にて、『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド 2025』が開催されます。本作は、アメリカから来日したパフォーマーたちによる歌とダンス、スケートショー、そしてサンタクロースの登場など、息つく間もないパフォーマンスにワクワクと感動が止まらない、まさに“劇場で楽しむクリスマスショー”。ついに開幕！ゲネプロのレポートをお届け！
＜ゲネプロレポート＞
クリスマスを楽しむには何をしたらいい？方法はいろいろあれど、『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』をおすすめしたい。毎年12月に東急シアターオーブで上演される、今や風物詩となったこの人気演目。12月11日に行われたゲネプロをレポートしよう。
幕が開いた途端、キラッキラな白い世界にシンガーやダンサーたちが登場。〈レット・イット・スノー〉や〈ジングル・ベル〉などノリノリのご機嫌なクリスマスの名曲が次から次へと繰り出される。オリジナルキャラクターのクリス丸もご挨拶。ニューヨークの摩天楼、ロックフェラーセンターのスケートリンク、リボンでラッピングされた5番街のビル群など場面がどんどん変わり、息つく暇もないくらい一気にニューヨークのクリスマスの世界に没入してしまう。4名のシンガーは全員実力派で、それぞれの個性に合わせた歌が用意されている。ダンサーたちは見た目麗しく華やか。ラインダンス、ジャズ、タップ、ビーバップ、ペアダンスなど、幅広いスタイルで魅了してくれる。そしてシンガーもダンサーも一体何着あるの？というくらい、シーンごとに衣裳替え。その衣裳のエレガントさ、キュートさ、センスの良さには脱帽だ。スケートシーンでは男女ペアがパフォーマンス。ダンサーが踊る床でそのままスケーターも滑り、リフトやスピンもしてしまうから驚くしかない。
こうしてニューヨークを楽しんだ後、場面は雪降る街から空へと舞い上がってノースポールを目指す。色とりどりのオーロラと雪山、巨大な月……と、「HOHOHO」の声とともにサンタクロースの登場だ！このサンタさん、身体が大きくて歌と踊りがめちゃくちゃ上手いから、シビレること請け合いだ。サンタのおもちゃ工場では、ベルトコンベアーでおもちゃが続々と運ばれ、サンタさんと仲間たちが歌って踊りながら世界中の子供たちにプレゼントを届ける準備をしている様子はこちらも自然と笑顔になる。ニューヨークの街角からガラリと雰囲気が変わり、このポップでカラフルなシーンは子供たちの心を鷲掴みにするだろう。そして、プレゼントの準備を終え、いよいよサンタは出発の時を迎える。ソリに乗ったサンタが、星が無限に輝く美しい夜空へと飛んでゆく。目の前に広がる夢のような景色に、ショーを見ていることを忘れてしまうほど引き込まれ、心を奪われる。
2幕は巨大なクリスマスツリーを背景に〈ピュア・イマジネーション〉からスタート。幻想的で荘厳な空気の中、厚いコーラスが胸に迫る。〈レット・イット・ゴー〜ありのままで〉ではスケーターのパフォーマンスと共に、シンガーが誰もが知るあのメロディーを熱唱。氷の宮殿に連れて行かれた…と思っていたら、場面は煌びやかなネオンが溢れるニューヨークのタイムズスクエアへ。ここからは怒涛のパーティータイム。サンタが簡単な振りを教えてくれる曲もあり、参加してできるのも楽しい。サンタとダンサー、シンガーが舞台の縁に一列に座ってのクラップタイムや、ショーウィンドウからダンサーが大きなキャンディーケインを持って飛び出てきたり、ゴスペルの楽しさ満載の〈ジョイフル・ジョイフル〉など、クリスマスのワクワク感は最高潮。ダンサーもシンガーもたびたび客席通路に来てくれるのも嬉しいところ。
パワフルなパフォーマンスにクリスマスをとことん詰め込んだ濃密な約120分間。
＜囲みレポート＞
ゲネプロの後に、応援アンバサダーの増田貴久と演出の金谷かほりが登場し、本公演について語った。
――ゲネプロの感想をお聞かせください。
増田「あっという間に終わりました。体感15分。全てのシーンの演出が素晴らしく、渋谷でニューヨークのいろんな景色が体験できることにびっくりしました。シルバーのキラキラの衣裳をつけたダンサーさんが、クリスマスツリーに降った雪の妖精に見えましたね。雪の玉を持っていたのも雪の妖精かな？」
――金谷さん、今年の演出でアップデートされたところは？
金谷「昨年、たくさんのお子さんたちが来てくださったので、お子さんにも楽しんでいただける演出をいくつか加えました。日本ではこういった海外のクリスマスのショーを観る機会はなかなかないので、さらにお客さまに楽しんでいただけるように、映像もアップデートしています」
――“劇場で楽しむクリスマス”はいかがですか。
増田「僕は今までクリスマスをそんなに楽しんでいなかったんだなと感じました。クリスマスのショーを観る機会はこれまでなかったので。“劇場で楽しむクリスマス”ってどういう感じだろう？と思っていましたが、クリスマスの名曲に驚きがある演出、それも曲それぞれに合った傘や椅子、羽根、映像が上手く使われている。僕もライブの演出を手掛けていて、元々金谷さんの演出が大好きなので真似させてもらいたいです（笑）」
金谷「もちろん、OKでございます！」
増田「以前、金谷さんとお話しした時に、クリスマスには愛や恋に気づく瞬間がある、という話になって。たくさんの素晴らしい曲を聞きながら、たくさんの素敵な景色を味わいました。色も豊富で、サンタクロースの赤白や雪の青白などの衣裳がある中で、金色の衣裳が出てきた時に僕はスタンディングオベーションをしました。さまざまなスタイルがあってすごいです！」
金谷「衣裳はクリスマスカラーをベースに作っていただきましたが、実にバラエティ豊かです。クリスマスはさっきおっしゃったように愛に気づくタイミングでもあります。その温かみ、ときめきときらめきを感じていただきたい。衣裳は目で見て、そのきらめきが入ってくるイメージで作っていただきました。他にも照明やLED、プロジェクションなどの技術やセットの転換など随所に工夫を凝らしています」
増田「キラキラしたクリスマスを目で観て、音で聴いて、本当に幸せな時間を過ごせました。今まで過ごしたクリスマスで一番華やかだと思います」
――最後にメッセージをお願いします。
増田「クリスマスの予定がある方もない方もぜひ劇場で過ごすキラキラしたクリスマスを楽しみに、遊びに来てください」
金谷「東急シアターオーブでクリスマスのきらめきやときめきをたくさん味わっていただきたいです。ご家族と、好きな人と、またお一人でも心がきらめくと思います。劇場でお待ちしております」
（文：三浦真紀／撮影：宮川舞子）